グランドスラム達成の快挙に続々称賛「日本人は度胸を見せつけた」

 ノルディックスキージャンプ週間最終戦(ビショフスホーフェン)は6日、ワールドカップ(W杯)男子個人第11戦を兼ねて行われ、小林陵侑土屋ホーム)が優勝。史上3人目となる4戦全勝のジャンプ週間総合Vを達成した。22歳が果たした歴史的快挙を欧州メディアも「歴史を作り出した」と称賛している。

 ジャンプ史に「Ryoyu Kobayashi」の名前を刻む偉業だった。衛星放送「ユーロスポーツオーストリア版は「リョウユウ・コバヤシフォーヒルズ(ジャンプ週間)でグランドスラムを達成し、歴史を作り出す」と特集した。

 記事では「コバヤシはオーベルストドルフ、ガルミッシュパルテンキルヘン、インスブルックの大会を制し、この大会に臨んだ。そして、どの大会でも余裕でグループ最高のジャンパーのようだった。驚きもなく、彼がグランドスラムを達成するという話題を呼んでいた」と報じ、開幕前から優勝候補の大本命だったことを紹介している。

 そして、137.5メートルを飛んだ2回目のジャンプについて「日本人は度胸を見せつけた。彼は衝撃的なジャンプで首位へと唸りを上げて進んだ」と絶賛している。

コバヤシがやってのけた」「感銘的なまでに支配した」

 4戦全勝のグランドスラムは史上3人目の快挙。記事では「フォーヒルズグランドスラムを達成したことで、コバヤシは昨年達成した伝説のカミル・ストッフと、2002年に達成したスベン・ハンナバルトとともに加わった」とし、2014年ソチ五輪と昨年の平昌五輪でラージヒル個人連覇を達成したポーランドのストッフと並ぶ偉業となったことも評価している。

 オーストリア地元紙「クライネ・ツァイトゥング」も「リョウユウ・コバヤシジャンプ週間でグランドスラム達成」と特集。記事では「リョウユウ・コバヤシがやってのけた」「感銘的なまでに第67回ジャンプ週間を支配した」と絶賛。船木和喜以来、実に21年ぶりとなる日本人総合優勝を達成した小林。本場欧州で称賛の嵐が巻き起こっている。(THE ANSWER編集部)

史上3人目となる4戦全勝のジャンプ週間総合Vを達成した小林陵侑【写真:Getty Images】


(出典 news.nicovideo.jp)


<このニュースへのネットの反応>