ゴルフ=ウッズ、1月初旬の大会欠場との報道 家族らとの時間優先
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日本女子プロゴルフ協会(LPGA)が放映権帰属を主張したことで、2019年ツアーで中止と発表された3大会について、選手約70人が連名で開催継続の要望書を主催者のテレビ局に提出したことが27日、分かった。主催者側は来年も開催する意向を示しており、年明けにもLPGAと交渉を再開する見通し。
18日に開催中止が発表されたのは、KKT杯バンテリン・レディースオープン(熊本)、中京テレビ・ブリヂストン・レディース(愛知)、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン(宮城)。各大会を主催してきた、いずれも日本テレビ系列の熊本県民テレビ、中京テレビ放送、宮城テレビ放送には「お願い状」と題した25日付の要望書が届いた。
要望書には「被災地の復興を願ってプレーを見せる大事な大会」などと、選手の各大会への強い思い入れがつづられていたという。
3大会とも期限までに交渉がまとまらなかったものの、主催者側は来年の開催に向けて交渉を継続する考えだった。しかし、LPGAから一方的に協議を打ち切られ、「中止」を発表されたと主張している。
今オフはFAの丸が巨人と5年契約、浅村が4年契約を結ぶ
年の瀬が近づき、プロ野球の契約更改のシーズンもそろそろ終わりに向かっている。今年活躍して年俸が上がった人、下がった人と悲喜こもごもの光景が繰り広げられ、主力選手や補強した戦力と大型契約を結んだ球団も多かった。
2年連続で日本一となったソフトバンクでは主力の中村晃外野手と今宮健太内野手が来季からの4年契約を締結。FAで西武から楽天へ移籍した浅村栄斗内野手も4年契約を結び、広島から巨人へ移籍した丸佳浩外野手は5年契約の大型複数年契約となった。
これまでのNPBの歴史を振り返っても、5年以上の複数年契約は、それほど多くない。いずれもチームリーダーや精神的な支柱としての役割を期待するもの、FA移籍で獲得したもの、国内や海外FAによる流出防止などの意味合いとなる。球団から寄せられた大きな期待に選手は応えることができたのだろうか。これまで5年以上の長期契約を結んだ主な日本人選手は次の通りとなる。
○ソフトバンク・松中信彦
2005年 132試合483打数152安打46本塁打121打点 .315
(7年契約)
2006年 131試合447打数145安打19本塁打76打点 .324
2007年 123試合440打数117安打15本塁打68打点 .266
2008年 144試合538打数156安打28本塁打92打点 .290
2009年 126試合448打数125安打23本塁打80打点 .279
2010年 79試合238打数56安打11本塁打35打点 .235
2011年 88安打266打数82安打12本塁打36打点 .308
2012年 65試合136打数30安打4本塁打13打点 .221
※5年目以降は年俸見直し
○横浜・三浦大輔
2002年 19試合4勝10敗0セーブ 119.2回 防3.23
6年契約
2003年 15試合5勝5敗0セーブ 101.1回 防4.09
2004年 22試合6勝8敗0セーブ 144回 防4.25
2005年 28試合12勝9敗0セーブ 214.2回 防2.52
2006年 30試合8勝12敗0セーブ 216.2回 防3.44
2007年 28試合11勝13敗0セーブ 185.1回 防3.06
2008年 21試合7勝10敗0セーブ 144回 防3.56
○巨人・清原和博(FA)
1996年 130試合487打数125安打31本塁打84打点 .257
5年契約
1997年 130試合462打数115安打32本塁打95打点 .249
1998年 116試合384打数103安打23本塁打80打点 .268
1999年 86試合263打数62安打13本塁打46打点 .236
2000年 70試合216打数64安打16本塁打54打点 .296
2001年 134試合467打数139安打29本塁打121打点 .298
○ヤクルト・古田敦也
1998年 132試合491打数135安打9本塁打63打点 .275
5年契約
1999年 128試合483打数146安打13本塁打71打点 .302
2000年 134試合496安打138安打14本塁打64打点 .278
2001年 121試合441打数143安打15本塁打66打点 .324
2002年 120試合420打数126安打9本塁打60打点 .300
2003年 139試合509打数146安打23本塁打75打点 .287
○阪神・片岡篤史(FA)
2001年 106試合401打数102安打16本塁打62打点 .254
5年契約
2002年 120試合425打数97安打11本塁打46打点 .228
2003年 110試合334打数99安打12本塁打55打点 .294
2004年 46試合88打数18安打3本塁打7打点 .205
2005年 50試合57打数12安打1本塁打7打点 .211
2006年 50試合91打数15安打1本塁打7打点 .165
丸と同じ巨人と5年契約を結んだ陽岱鋼は2021年まで契約を残す
○中日・井端弘和
2008年 106試合408打数113安打5本塁打23打点 .277
5年契約
2009年 144試合569打数174安打5本塁打39打点 .306
2010年 52試合180打数47安打0本塁打16打点 .261
2011年 104試合376打数88安打1本塁打29打点 .234
2012年 140試合489打数139安打2本塁打35打点 .284
2013年 100試合326打数77安打1本塁打1打点 .236
○中日・荒木雅博
2008年 130試合538打数131安打4本塁打28打点 .243
5年契約
2009年 140試合582打数157安打2本塁打38打点 .270
2010年 136試合579打数170安打3本塁打39打点 .294
2011年 135試合543打数143安打2本塁打24打点 .263
2012年 129試合510打数128安打3本塁打31打点 .251
2013年 105試合338打数75安打0本塁打19打点 .222
○中日・森野将彦
2008年 96試合358打数115安打19本塁打59打点 .321
5年契約
2009年 144試合546打数158安打23本塁打109打点 .289
2010年 144試合547打数179安打22本塁打84打点 .327
2011年 142試合508打数118安打10本塁打45打点 .232
2012年 124試合434打数108安打6本塁打50打点 .249
2013年 134試合399打数114安打16本塁打51打点 .286
○阪神・鳥谷敬
2014年 144試合550打数172安打8本塁打73打点 .313
5年契約
2015年 143試合551打数155安打6本塁打42打点 .281
2016年 143試合449打数106安打7本塁打36打点 .236
2017年 143試合488打数143安打4本塁打41打点 .293
2018年 121試合220打数51安打1本塁打22打点 .232
2019年 ?
○巨人・陽岱鋼
2016年 130試合495打数145安打14本塁打61打点 .293
5年契約
2017年 87試合330打数87安打9本塁打33打点 .264
2018年 87試合253打数62安打10本塁打37打点 .245
2019年 ?
2020年 ?
2021年 ?
NPB史上最長の7年契約を結んだ松中、5年契約で阪神に移籍した片岡は徐々に成績が下落した。6年契約の三浦は契約3年目と5年目に2桁勝利をマーク。5年契約の清原は故障に悩まされて成績を落としていったが、5年目に移籍後最高の成績を残した。ある程度続けて、成績を残したのは古田。井端、荒木、森野の中日勢も継続して数字を出していたが、5年目には成績が落ちた。来季が最終年となる鳥谷は4年目の今季に成績が大きく落ち、2021年まで契約が残る陽岱鋼は移籍後、まだ好成績は残せていない。
FA選手を獲得するための大型契約や、実績をあげた選手に対する待遇改善や流出阻止のための手段として、球団は複数年契約を切り札の1つとする。だが、契約期間中に選手としてのピークを過ぎてしまうことも多い上に、それまでの実績と同等以上のパフォーマンスを求められるため、選手が立ち向かうハードルは一気に高くなる。
今オフは、丸以外にもFAとなった浅村栄斗、西勇輝が4年契約の長期契約を結び、来季FA権取得予定のソフトバンクの中村晃と今宮健太も新たに変動制4年契約を結んでいる。果たして、長期大型契約組が来季どのような成績を残すか、注目が集まる。(Full-Count編集部)
12月31日(月)に放送される、小籔千豊がMC、本田望結がアシスタントを務めるスポーツ番組「コヤぶるッ!SPORTS大忘年会 本日スタメン決定!?小籔×矢野阪神新監督が大激論&芸人vsアスリート平成最後の大バトルSP」(昼3:50-5:45、カンテレ)に、阪神タイガースの矢野燿大監督が出演する。
【写真を見る】本田望結は収録後に「とにかく楽しい時間でした」とキラキラの笑顔を見せる
2018年も“ぶるッ!”としたシーンが満載だった関西のスポーツ界をスペシャルゲストの矢野監督と共に締めくくる。
2018年のスポーツ界を盛り上げてくれたアスリートを表彰する「ぶるッ!とアワード」の受賞者として、スタジオに拍手で迎えられた矢野監督。
矢野監督から「普段からトレーニングの時間にこの番組をよく見ているんです」と言われた小籔は「みんな文句言うてませんか!?」と恐縮する。
番組では金村義明、シャンプーハットと共に、来シーズンの阪神タイガースについてトークを繰り広げる。
「矢野監督にコレが聞きたい!」という阪神ファンからの質問に答えるコーナーでは「ベテランも競争させる?」「夫婦仲が良くなる秘訣(ひけつ)は?」など、矢野監督がさまざまな質問に答えていく。
そこで、阪神ファンの小籔が考える開幕スタメンを矢野監督の前で発表。「本当にチーム内の競争が激しくなっている」とうれしそうに語る矢野監督だが、開幕レギュラー候補に意外な選手の名前も。
■ ノムさんからの金言
さらに恩師である野村克也元監督から矢野監督へ、チームを優勝へ導くためのアドバイス&“ボヤキ”が。
「阪神の監督なんてやるんじゃなかった」と言いながらも、“矢野阪神”を冷静に分析するノムさんからの金言に、矢野監督のリアクションは?
最後は矢野監督から小籔へ「ファンを喜ばせるためにはどうしたら良い?」 という悩み相談が。小籔が導き出した答えに、矢野監督も「新しいですね! 面白い!」と感心しきり。
さらに、小籔からは来シーズンの阪神に期待を込めて「矢野監督の悪口は1年に3回までにします」という宣言まで飛び出し、矢野監督も笑顔で来年への抱負を語った。
収録を終え、小籔は「夫としても上司としても、誰かをサポートする立場の人のためになるような金言というか、キャッチャーであり監督ならではの見方や心構えが聞けて『そやな』と思うことが多かったです。
僕も新喜劇やってるんで、同じ組織の中におるもんとして勉強になりました」とコメント。
本田は「矢野監督の人柄などたくさんいろんな事が聞けましたし、すごい時間でした」と笑顔で語った。
矢野監督は「小籔さんの発想が『面白いな』って見せてもらっていたので、今日は本当に楽しみに来ました。
来期は、小籔さんに怒られるのは3回までということで(笑)。こういう事を言ってくれる小籔さんがすてきですね。
遠慮なく言ってもらえた方が、チームのためにも、僕のためにもなるんで、小籔さんに怒られるのを楽しみにしたいと思います」とコメントした。
他にも「コヤぶるッ!SPORTS 大忘年会SP」(仮)では、年末恒例の大好評スポーツ爆笑バトル「野球大好き芸能人軍vsプロ野球レジェンド軍」にオリックス・バファローズの現役選手が参戦し、2018年ブレークしたひょっこりはんら芸人チームと対戦。
そして平成最後となる「関西駅伝No.1決定戦」には、阪神タイガースと、関西ジャニーズJr.チーム.が初参戦し、激闘を繰り広げる。
アンドレルトン・A・シモンズ(Andrelton A. Simmons, 1989年9月4日 - )は、オランダ領アンティルのキュラソー島ムンドノボ出身のプロ野球選手(遊撃手)。右投右打。MLB・ロサンゼルス・エンゼルスに所属。愛称はシンバ、シモーン。 旧オランダ領アンティルのキュラソー島で生まれ、 16キロバイト (1,113 語) - 2018年11月10日 (土) 11:28 |
年末が差し迫ってくると賑やかだった“若手の巣窟”鳴尾浜球場から、日を追うごとに選手たちが消えていき、より寒さが身に染みてくる。次々に故郷へ帰省していく若手選手と「今年も1年取材ありがとう」「良いお年を」なんて言葉を交わしながら背中を見送る。毎年のことだが、今年も「終わり」が近づいてきたと実感する。
チームは最下位に沈み、指揮していた金本監督も電撃辞任……。担当記者として暗い話題が先に口をついて出てしまうが、選手個々では、今でも心に残る、忘れられない出来事もいくつかあった(個人的には、より阪神、スポニチを身近に感じてもらうため「チャリコ遠藤」の名でツイッターアカウントも開設して、例年より刺激的な1年でした)。
ということで“チャリコ的”に印象深かった2018年のタイガースの出来事を、スポニチ紙面と合わせて振り返っていきたい。
プロ14年目・能見がプロ通算100勝開幕ローテーション入りしていた能見篤史が2軍降格したのは5月12日。前日の広島戦で4回9失点KOされ、翌朝から鳴尾浜での再調整を命じられた。本人も「もうチャンスは無いと思っていた」と振り返るように、14年目左腕が厳しい立場に追い込まれた中、金本監督からの“直電”が転機になった。「中継ぎをやってくれないか」という打診を快諾して、リリーフに本格転向。6月上旬から1軍に再昇格すると、抜群の安定感を誇示。「先発の時と翌日の体の張り方が全然違うわ」と戸惑いを見せながらも、積み重ねた経験と、増やしてきた引き出しを駆使して、終わってみればリーグ屈指のリリーバーに生まれ変わった。6月28日のDeNA戦で節目の通算100勝にも到達。長年、先発でエースを張ってきた男は、“新天地”で手にした節目の1勝に「リリーフ、バッター、いろんな人に支えてもらってきたんでね」と静かにうなずいた。強調した周囲への感謝の言葉に、人柄がにじんだ。
“ゴリラポーズ”陽川の躍動「ウホウホ」と言わんばかりに、チームメートが笑顔で胸をポコポコと叩く。今年、定着した「ゴリラポーズ」は、本塁打を放った際にナインが陽川尚将を出迎える儀式だ。1軍で初めて披露したのは6月26日のDeNA戦。7回にエドウィン・エスコバーの直球をバックスクリーン右へ運ぶ2号3ランを放った。直前に放った一塁へのファウルフライを相手が落球する幸運をしっかりとモノにした。大卒のプロ5年目でチーム内では梅野隆太郎、秋山拓巳、岩貞祐太、岩崎優、原口文仁と同じ27歳。1軍の実績では同世代の面々に劣っていた未完の大砲が75試合で6本塁打、48打点と意地を見せたシーズンだった。ちなみに、体格なのか、顔なのか、ゴリラポーズの由来は定かでないが、本人は「バナナは好きです」と力強く宣言。シーズン中、球団内では「ゴリラグッズ」発売のプロジェクトも密かに進んでいたと聞く……。来年は、聖地で「ゴリラタオル」を振り回す虎党の声援に応えるアーチを放つ姿を見てみたい。
藤浪が849日ぶりの完封勝利近年、不振に苦しんできた藤浪晋太郎が、9月29日の中日戦で849日ぶりの完封勝利で存在感を示した。開幕から精彩を欠きながら、この1勝も含め、最後は3連勝でシーズンをフィニッシュ。ただ、本人は「(感触が良かったのは)完封した中日戦ぐらいで、周りが言うほど、後半が良かったという印象は自分にないので」と怖いぐらいに冷静だ。今年、2軍でもがいていた時に口にした言葉がある。「人生で3回か4回は、歯を食いしばってやらないといけない時があると思うんです。今が自分の踏ん張りどころだと思うんです」。どちらが歳上かと勘違いするぐらい33歳の中年記者の胸に、24歳の一言はズドンと、今も突き刺さったままだ。自分は今まで歯を食いしばるような経験があったかどうか……。来季はプロ7年目。歯を食いしばった先に、また藤浪晋太郎という投手のスケールが大きくなる気がしている。
矢野新監督誕生金本前監督の辞任を受け、10月15日に矢野燿大新監督が誕生した。2軍監督として「超積極野球」を掲げ、ウエスタン・リーグ新記録の163盗塁を記録。1軍でも失敗を恐れない攻めの野球を体現してくれそうだ。監督の言動で今年目立ったのは、選手への“声かけ”。9月にようやく今季初昇格を果たした青柳晃洋には「1軍に送り出す俺が楽しみ。やってきたことを出してこいよ」と背中を叩いた。他にも、1軍の試合で三遊間の打球に飛び込んで左肩を亜脱臼した失意の北條史也には「あれを飛び込まないお前より、飛び込むのが北條じゃないの」と故障を生んだプレーを“肯定”して励ました。直接顔を合わせなかった時には、LINE(ライン)も駆使。絶妙な距離感で何度も、1軍へ巣立つ若虎を勇気付けていた。そんな“親心“に溢れた矢野監督が挑む2019年。気づけば、キャンプインまで、もう1カ月ちょっとだ。
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※「文春野球コラム ウィンターリーグ2018」実施中。コラムがおもしろいと思ったらオリジナルサイト http://bunshun.jp/articles/9706 でHITボタンを押してください。
(遠藤 礼)
「夫婦でメダル」ならず、2度目の大会はほろ苦く 妻が銅の柔道の広瀬悠 ^ いいメダル、夫婦で 柔道の広瀬悠・順子 ^ with ~チャレンジド・アスリート 未来を拓くキズナ~ ^ パラ柔道広瀬夫妻らリオ切符獲得「夫婦で金メダル」 ^ 夫婦でつかんだ「愛のメダル」~東京では2個の金を ^ 広瀬悠、夫婦そろってのメダルならず 広瀬悠 - 5キロバイト (500 語) - 2018年12月3日 (月) 13:0 |
Games Incheon 2014 (PDF) ^ Judo results at 2015 IBSA World Games (PDF) ^ パラ柔道広瀬夫妻らリオ切符獲得「夫婦で金メダル」 ^ 夫婦でつかんだ「愛のメダル」~東京では2個の金を 広瀬順子 - JudoInside.comのプロフィール 4キロバイト (467 語) - 2018年7月21日 (土) 02:14 |
2009年に受賞。 石川 遼オフィシャルサイト イソガバ.マワルナ - オフィシャルブログ 日本ゴルフ協会 - 石川 遼 石川遼 - 日本ゴルフツアー機構のプロフィール 石川遼 - PGA Tour.com 越後湯沢「石川遼記念館」 RYO NEXT CHALLENGE 2018 - カシオ 石川 遼応援サイト 47キロバイト (5,371 語) - 2018年12月15日 (土) 05:24 |
楽天田中が新人王でブレーク! ロッテ田村&中日京田は全試合出場
広島の鈴木誠也外野手が24日に大トリで契約更改交渉に臨み、7000万円アップの年俸1億7000万円でサイン。今季124試合出場し、打率.320、30本塁打、94打点とチームのリーグ3連覇を主軸として引っ張ったことが評価された。エンゼルスの大谷翔平投手は今季54万5000ドル(約6200万円)、阪神の藤浪晋太郎投手は来季8400万円で、現時点で“大谷世代”で唯一の1億円プレーヤーとなった(金額は推定)。
18年のプロ野球界は“大谷世代”の多くの選手たちが台頭するシーズンとなった。その筆頭が楽天の田中和基外野手だろう。16年ドラフト3位でプロ入り。プロ1年目の昨季は代走での出場が多く、51試合出場、打率.111、1本塁打、2打点、7盗塁だったが、今季その才能が開花した。5月下旬に1軍昇格すると、平石監督代行が就任してからは「1番・中堅」に定着。105試合出場し、打率.265、18本塁打、45打点、21盗塁を記録し、チーム史上3人目の新人王を獲得した。11月の日米野球では侍ジャパン日本代表に選出されるなど飛躍のシーズンとなった。
ロッテの田村龍弘捕手は自身初の全試合出場。世代を代表する捕手への成長が期待される。昨季新人王の中日・京田陽太内野手は全143試合出場した。打撃不振に苦しみ打率.235だったが、シーズン6失策、守備率.991は十分評価されるべき好成績。中日勢では笠原祥太郎投手はシーズン序盤は不安定だったが、チェンジアップを武器に後半戦だけで6勝をマーク。侍ジャパンにも選出された。
巨人の吉川尚輝内野手はキャンプから正二塁手の筆頭とされ、開幕スタメンを奪取。8月に左手を骨折して戦線離脱したものの、92試合出場、打率.253、4本塁打、29打点、11盗塁を記録した。広島の西川龍馬外野手はキャリアハイの107試合出場し、打率.309、6本塁打、46打点をマーク。2年連続MVPの丸佳浩が巨人へFA移籍し、来季は打力を生かしたレギュラー奪取の期待がかかる。
阪神の大山悠輔内野手は9月16日のDeNA戦で3本塁打を含む6安打7打点を記録。昨季の75試合出場から117試合出場に伸ばし、打率.274、11本塁打、48打点を記録。来季は4番奪取が期待される。阪神では今季62試合出場ながらも打率.322を記録した北條史也内野手が正遊撃手、今季7勝7敗だった小野泰己投手が先発ローテの一角として一本立ちしたいところだ。
阪神では大山、北條、小野ら、巨人の畠や中日の柳らの飛躍にも期待
ヤクルトの中尾輝投手は近藤一と共に抑えの石山につなぐセットアッパーとして躍動。54試合に登板し、7勝3敗12ホールド、防御率3.50を記録した。高校時代、阪神の藤浪晋太郎投手の2番手投手だったオリックス澤田圭佑は47試合登板し、負けなしの5勝8ホールドをマークした。
奮起が期待されるのがその藤浪だろう。今季13試合登板、5勝3敗、防御率5.32では物足りない。矢野政権で復活できるか。ロッテの2016年ドラフト1位の佐々木千隼投手は7月に右肘関節遊離体の除去手術を受けたが、10月中には投球練習を再開している。2016年ドラフトで5球団が競合したソフトバンクの田中正義投手は開幕1軍入りしたものの、故障などで10試合登板にとどまった。まずは1軍争いへアピールしたいところだ。
故障がちでシーズン終盤で1軍に復帰した巨人の畠世周投手、今季2勝5敗だった中日の2016年ドラフト1位柳裕也投手、今季4勝5敗に終わったDeNAの濱口遥大投手、“ミギータ”の愛称を持つソフトバンクの真砂勇介外野手などは飛躍が待たれる存在だ。
巨人の辻東倫内野手は現役引退。15年に10勝を挙げた中日の若松駿太投手が戦力外となるなど、球界を去る選手たちも。“大谷世代”の選手たちには、世代の象徴であるエンゼルス大谷に負けないインパクトを期待したい。(Full-Count編集部)
元阪神助っ人・ぺレスが決断を後押し
コロンビアのウインターリーグで先発ローテの座をつかもうと必死にもがいている日本人がいる。16年から四国アイランドリーグplusの愛媛でプレーしている樽見万寿樹(まじゅき)投手(23)だ。今年まで同じ愛媛でプレーしていた同僚の片山悠投手(24)とともに、トロス・デ・シンセレホの助っ人として異国の地を踏んだ。
コロンビアで日本人の先発を探しているチームがあるという話をチームメートから耳にしたのは10月上旬。だが樽見は当初、あまり興味を示さず、乗り気でもなかったという。
「最初は『へえ、そんな話があるんだ』という程度だった。ある程度実力がないと通用しないだろうし、危険なところでもある。周りの人に迷惑はかけられないし、通用しないのなら行っても意味がないと思った。でもチームメートのペレスから直接『お前の球なら大丈夫。通用する。樽見ゴー!』と言われ、怖さはあったけど、若いうちにしかできないことだと思って決断した。頑張ればやれるのに、断る理由はなかった」
樽見の直球の最速は138キロと決して速くはない。だが元阪神で、愛媛でチームメートだったネルソン・ペレス外野手は16年からオフにコロンビアでもプレーしており、ボールの回転数が約2400回とキレのいいボールを投げ、愛媛でも今季18試合3勝2敗、防御率2.76と結果を残していた樽見ならコロンビアでも通用すると太鼓判を押した。
かつてコロンビアのウインターリーグに挑戦しようとしたことがある日本人の存在も知っていた。地元愛媛でバーを経営している小野真悟だ。本人から直接話を聞いたことはなかったが、知人ともに樽見もそのバーを訪れたことがあった。国内の独立リーグでプレー後、米国、メキシコのマイナー、ドイツと渡り、コロンビアのウインターリーグでも選手登録を目指して練習生として励んでいた先人の存在も、樽見の決断を後押しした。
日本とは何もかも違う環境も「生活は楽しい」
だが、到着初日からサプライズが待っていた。日本から飛行機を2度乗り継ぎ、30時間以上かけて到着したコロンビアのバランキージャから本拠地のシンセレホまで4時間の道のりを乗合タクシーで向かう途中のこと。地元民のストライキで橋が封鎖されており、通行止めで1時間以上の足止めを食らったのだ。
「前の日は(コロンビアの首都)ボゴタの空港で一晩を明かしていたし、もう足がパンパンだった。早くホテルで寝たかった」
チームバスでの移動時にも、県境では必ず警察の検問を受ける。今のところパスポートチェックなどはないが、外出時は外国人は常に身分証であるパスポートを携帯しなければならないという日本とは違うルールも最初は驚きだった。
「チームの連絡事項も適当だし、ユニホームや練習着を洗濯に出しても、返ってこない時がある」。遠征の向かうチームバスやロッカーではラテン音楽好きの選手が携帯用の大きなスピーカーを持ち込み、大音量で音楽を鳴らし、時に大合唱が始まる。寝ている選手がいてもお構いなし。「バスの音楽だけは未だに慣れませんね」と苦笑いしながらも「最初はドキドキして不安はあったし、選手も体が大きくて見た目はいかついけど、日本語で話しかけてくれる選手もいるし、いい人ばかり。食事は日本と違って脂っこいものが多いので、たまに味噌汁が飲みたくなるけど、生活は楽しいですよ」と表情も明るい。
コロンビアではここまで8試合に登板し、0勝0敗、防御率3.10。11月は先発だったが、12月からはロングリリーフや左のワンポイント役を担い、ブルペンで連日出番に備えている。
「こっちの打線は日本でいう助っ人にあたる選手が1番から9番まで並んでいる感じで、常に気が抜けない。1人の打者に対して、日本の2倍の精神力がいる。僕は球が速い訳でも変則でもないので、制球、緩急、駆け引き、メンタル面が大事だと思っています」
持ち球は動く直球、2種類のスライダー、ツーシーム。ストライクゾーンは日本よりも広いと言われているが、審判のレベルが低く、判定を巡って両監督が球審に抗議する場面も日常茶飯事。樽見も例外なくその判定に泣かされることもある。それでも現地の野球に馴染もうと、携帯で動画を見て打者の特徴を把握したり、チームメートのフォームのいいところを盗もうと動画を撮影して研究するなど、努力も怠らない。
対戦相手には、メジャー経験のある体の大きい強打者もいるが、物怖じせず、死球も恐れずに強気に内角を攻めている。「僕、愛媛でも去年、高知のマニー・ラミレスの顔に死球を当てているんです。あの時は試合後、謝りにいったら『いい球だった。質が良かった。ノープロブレム』ってほめてもらった。逆にいい思い出になりました」と当時を懐かしむ。
激しい競争 かつて日本でプレーした選手も
トロスでは先発は4~5人が中4~5日で登板する。現在は14年に西武の育成だったドミニカ人で、11月の月間最優秀投手賞を受賞した左腕のポルフィリオ・ロペスをはじめ、コロンビア代表選手2人と片山という先発4人制。樽見は5番目の枠を目指し、連日ブルペンで腕を振っている。
チーム内競争はどのポジションも激しい。現役メジャーリーガーで、今年フィリーズで正捕手の座をつかんだ地元シンセレホ出身のホルヘ・アルファロが主軸でチームの顔。コロンビア人で韓国のktウィズでもプレーしていた元ブレーブスのシュガー・レイ・マリモン投手、ベネズエラ人で元タイガースのホセ・オルテガ投手、13年にBCリーグの信濃でもプレーしたドミニカ人で元アストロズのサムエル・ヘルバシオ投手と、リリーフにも3人の元メジャー選手がいる。
また若手にはメジャー各球団のプロスペクトの選手も多い。一方、中にはメジャー球団と契約できず、夏場もコロンビアの国内リーグでプレーしている選手もおり、試合前の練習メニューや休日の過ごし方には大きな差がある。
「メジャーを経験している選手は準備もしっかりするし、体のケアもちゃんとしていて意識が高い。休日でもジムに行っている選手もいる。逆に、意識が低い選手は練習メニューもサボってちゃんとやらない。でも下を見てはいけない。そういう選手は試合でも打たれているし、意識の高い選手を見習わないといけない」
実際、試合で結果を出せない選手は出番が与えられなくなり、新しい選手の加入が決まればクビになる厳しい世界。助っ人である樽見も「明日は我が身」と、気を引き締め、与えられた出番で結果を残そうと必死だ。
対戦相手のチームにも日本に馴染みのある選手がいることも刺激になっている。カイマネス・デ・バランキージャでは元ロッテでキューバ代表のロエル・サントス外野手が1番を務め、4番は元阪神のペレス。先発には13年に広島の育成だったマルティン・ガルシア投手。投手コーチも広島、DeNAでプレーしたジオ・アルバラードだ。ティグレス・デ・カルタヘナでは元楽天で、BCリーグの信濃でプレーするラファエル・ポロ内野手が主軸を担う。
「敵地のグラウンドで急に日本語で話しかけられて驚くこともあります。日本でプレーしていた選手もいるし、野球をやっていたからこういうつながりができる。嬉しいですね。でも、まさか地球の裏側にまで及ぶとは思いませんでした」と、コロンビアでの新たな出会いを喜んでいる。
独立リーグは24~25歳まで「食っていくには厳しい場所」
将来の夢はNPBに入団すること。だが年齢的なこともあり「独立リーグでやるのは24か25歳までと決めている」という。「独立リーグは『ここでプロに行けなかったら諦められる場所』でもある。給料も高くない(月10数万円)し、食っていくには厳しい場所」日本の独立リーグはシーズン中しか給料が出ないため、今回のコロンビアはまさに出稼ぎだ。月2000ドル(約22万円)というサラリーは地元コロンビアのトップクラスの選手の倍以上で、航空券やホテル、ビジター時の食事代もチーム持ち。日本の独立リーガーにはオフの間、アルバイトなどで金を稼ぎ、それを切り崩す形で、薄給の夏のシーズンを乗り切る選手も多く、樽見は「飛行機代も全額出してもらえたし、オフの間も野球をしてお金がもらえるのは本当にありがたい」と感謝を口にする。
高知高時代には2年春、3年春と甲子園に出場したが、ベンチ入りはならず。背番号のないファウルボーイとして甲子園の地を踏んだ。阪神が育成での獲得を検討していたこともあり、退部後にはプロ志望届を提出したが、巨人からドラフト2位で指名されたチームメート、和田恋内野手とともにプロ入りの夢を実現することはできず。四国アイランドリーグplusのトライアウトにも落ち、専門学校に通っていた時、野球に専念したい、地元四国で野球がしたいという強い思いから15年オフに再びアイランドリーグのトライアウトを受け、愛媛に入団した。
入団1年目から制球に悩んでいた樽見を救ったのは、元オリックスの萩原淳野手コーチだった。キャッチボールでも思い通りにボールが投げられない樽見を見た萩原コーチは「ストライク入らんかったら、横からでも下からでも投げてみろや」とアドバイス。現役時代、野手から投手に転向している萩原コーチからの一言で、樽見はすがる思いでオーバースローからサイドスローへの転向を決め、制球難から脱出した。3年目の今季も前半は一時、無給となる練習生にも落とされたが、調子を取り戻し、後半は先発、リリーフの二足のわらじでチームを優勝へと導いた。
「独立リーグで3年やったからコロンビアにも来られた。今度はコロンビアでやったことをまた日本で生かしたい」
来季も愛媛でプレーする予定だ。生存競争の激しい異国の地で、さらに一皮むけようと必死にもがく樽見。プレーオフ進出を決めたチームで再び輝きを取り戻せば、来季への足がかりも必ず見えてくるはずだ。(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)